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薬物乱用から自分と家族を守るために

3 すべての人に健康と福祉を
ページID:0008364 更新日:2025年12月22日更新 印刷ページ表示

薬物乱用から自分と家族を守るには

薬物乱用って、どんなこと?

  1. 覚醒剤・大麻・危険ドラッグなどの「違法な薬物」を使うこと
  2. 医師から出された薬や、市販薬を「決められた量や回数以上に飲む」こと

 「薬物乱用」を続けるとどうなるの? 

  1. こころとからだの健康をこわす
  2. 学校や仕事、家族との関係に大きな問題が起こる
  3. 逮捕などの法律的な問題につながる 

 「1回だけなら大丈夫」「自分はやめられる」と思っていても、気づかないうちにやめられ

  なくなり、依存症という病気の状態になることがあります。

  依存症は「意志が弱いからなる」のではなく、薬物によって脳やこころの働きが変化して

  しまうこころの病気です。

  早めに相談し、適切な支援を受けることがとても大切です。

いま特に気をつけたい3つのこと

 1.危険ドラッグ

  中身の成分が分からず、少量でも意識を失ったり、命にかかわることがあります。

  法律や県の条例で、多くのものが製造・販売・所持・使用を禁止されています。

  危険ドラッグを使うと、少量でも次のような状態になることがあります。

 ・意識を失う

 ・けいれんを起こす

 ・幻覚・興奮状態になり、事故や事件を起こす

 ・急に亡くなってしまう

 「お店で売っていたから安全」「合法と書いてあるから大丈夫」という考えは、とても危険です。

 「笑気麻酔」と称する、国内未承認の医薬品成分「エトミデート」が含まれる危険ドラッグにご注意ください。

 沖縄県内において、「笑気麻酔」と称する、国内未承認の医薬品成分「エトミデート」が含まれる危険ドラッグ(電子たばこで吸引できるリキッド状のもの)が乱用される事例が確認されています。

令和7年5月16日、厚生労働省は「エトミデート」を医薬品医療機器等法第76条の4に規定される「指定薬物」に指定し、5月26日より法施行されました。これに伴い、エトミデートを含む製品の所持や使用、流通が禁止されています。「笑気麻酔」と称するものも含め危険ドラッグは、「買わない、使わない、関わらない」ようご注意ください。

危険ドラッグは、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤等と同様に大変危険な薬物です。

 

 2.大麻(マリファナ・草など)

 「タバコより安全」「海外では合法」などの情報がSNSなどで広がっていますが、日本では大麻は

  違法です。

  記憶力や集中力の低下、不安・うつ・幻覚などのこころの不調、依存症の危険があります。

  大麻を使うと、次のような危険があります。

  ・記憶力や集中力が落ちる

  ・不安・パニック・うつ状態・幻覚など、こころの不調が出る

  ・依存症になり、やめたくてもやめられなくなる

  ・判断力が落ちて、交通事故やトラブルを起こしやすくなる

 

 3.処方薬・市販薬の飲みすぎ

  睡眠薬・安定剤・痛み止め、風邪薬や咳止めなども、「決められた量以上」に飲むと

  乱用になります。効かなくなって量が増え、こころとからだをこわしたり、依存症に

  なるおそれがあります。

  問題になりやすい薬の例としては次のようなものがあります。

  ・睡眠薬・抗不安薬(不眠や不安をおさえる薬)

  ・痛み止め

  ・市販の風邪薬や咳止め など

 「眠れないから少し多めに」「気分を変えたいからたくさん飲む」といった飲み方を続けると、

  • 慣れてしまって効きにくくなり、量がどんどん増える
  • こころやからだにさまざまな不調が出る
  • 依存症になり、やめることが難しくなるおそれがある

 薬は、医師や薬剤師の指示を守って正しく使うことが大切です。

「自分の判断で増やしているかも?」と思ったら、早めに相談しましょう。

 

薬物乱用防止リーフレット 厚生労働省 [PDFファイル/897KB]

ひとりで悩まず、まずは相談を

 自分や家族、友人の薬物やお酒、薬の飲み方について、「もしかして…」

「このままで大丈夫かな?」と感じたら、早めに相談してみませんか。

「使っているかどうか分からない」「警察に通報されないか心配」という段階でも、相談できます。
 相談は無料で、秘密は守られます。

 

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